人的資本経営の強化が重要です!
では、トヨタやSOMPOグループの不祥事から、何を学ぶべきでしょうか?
不祥事を起こした企業に共通しているのは
「ものを言いにくい組織風土」があった、ということです。
そんな短期の工程の納品達成は無理だ
それは、コンプライアンス違反ではないか?
たぶん多くの従業員が感じていたと思います。
ただ、残念なことに、そのような声をあげることはなかったか、声を上げてももみ消されたのでしょう。
なぜか?
勇気を出して声をあげると、自分が不利益を受けるというリスクがあると思ったからでしょう。
いくら内部統制やガバナンス体制を整備しても、これでは正常に機能しません。
「ものを言いにくい組織風土」がある限り難しいのです。
では、どうしたらいいのか?
まず、日ごろからのコミュニケーション量を増やすことです。
そのためには、心理的安全性を担保しないといけません。
また、企業理念を浸透させることにより、どう行動するか迷った際の判断基準を明確化しないといけません。
パーパスは、会社の飾りではありません。
会社は、何のために存在するのか?
使命は何か?
その内容に反したことに接したときは、たとえ上司、役員であってもモノ言える職場環境が大事です。
御社のパーパスは、従業員の皆さんに浸透して、腹落ちしてますか?