これも多様な働き方のひとつです。
皆様、こんにちは!
人事・採用コンサルタントの大隈です。
新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワークの導入が劇的に進みました。
次に進むと思われるのが、社員の個人事業主化だと思います。
昨年、タニタが導入し話題になりましたが、実は、美容室ではよく行われていました。
ただこれは、スタイリスト個人に顧客がついているからできることで、はたして社員に出来るのか?と懐疑的な意見が多くありました。
ただ、タニタの社長の著書「タニタの働き方改革」によると、
主体性を発揮できるようにしながら、
本人の努力に報酬面でも報いることができ、
経営者感覚を持って、自らの仕事内容や働き方をデザインでき、
働く人がやりがいを持って心身ともに健やかに働ける「健康経営」の新手法
と、いいことづくめのようです。
もちろん会社という大きな傘がなくなり、社会保険も無くなり個人負担が増えるなどデメリットもあります。
ただタニタの場合、3年間は今までの同社の仕事を「基本業務」とし(その後の更新も可能)
それ以外の社内の仕事や、社外の仕事は「追加業務」とされています。
つまり、まるっきりゼロからスタートするわけではなく、メリハリを持って仕事しながら、新規の仕事開拓も可能なものです。
実に行き届いた制度設計だと思います。
コロナ前から、終身雇用はもはや不可能で、これからは自律的に生産性を上げて会社に貢献しないと会社に残れない流れができていましたので、社員の会社内の個人事業主化が進むと思われます。
政府も社員の副業の解禁を推進していることから、社員の個人事業主化を念頭に置いていると思われます。
いずれにせよ、自分は何ができるのかを確立しないと、会社にぶら下がって定年までの選択肢はもうないでしょう。