いよいよ弱肉強食時代の到来ですね。
今年度の最低賃金が決まりましたね。
過去最高の6%以上アップの63円、これで全国の最低賃金が1,000円以上になりました。
トランプ関税の影響が大きいことがわかっている中でのこの決定は、正直驚きました。
では、この決定は何を意味するか?
それは、弱者を守るいわゆる「護送船団方式」を止めるということです。
中小企業の平均賃金アップ率が4%程度に対して6%以上のアップですから、かなりきついと思います。
それでも断行する狙いは、多すぎる企業数を集約化し生産性を上げることに他なりません。
今までは、いわば最後尾のランナーも脱落しないように最低賃金を決めていたため、価格転嫁が進まず物価が上がらないデフレスパイラルに陥ってきました。
ただ、ここ最近の人手不足から、もうすでに賃金アップを出来ない企業は人手不足倒産しています。
同一業種内の優勝劣敗が進み、斜陽産業から成長産業への労働力の異動が進むでしょう。
また、AIを活用した省力化、生産性の向上も更に進むでしょう。
厳しい時代となりましたが、むしろ遅すぎたかもしれませんね。