目からうろこの本に出合いました。
経営者の皆様からお受けする相談事項で一番多いのは
人材不足である
人材が育たない、です。
昨今の人手不足から、昔のように出来ないなら新しい社員を採用すればいい、ということが出来なくなりました。
なので私は、人を育てましょう、「人材育成」しましょうと経営者の皆様に言ってきました。
ただ、そうではない、それは「会社が社員を活かせてない」のであるとの指摘です。
目先の役に立つ人材を求めてばかりいると、長い目で会社のことを考える人材が育つはずがないと。
また、昨今の人的資本ブームにも疑問を呈しています。
人に投資しても、有形資産や無形資産と違い、人は自由意志があるので出ていくことが出来るからです。
ではどうしたらいいのか?
1+1が2以上になるために「組織」があるのであり、個人からすると、その「組織」にいると自分が1以上のパフォーマンスを発揮できる実感を持たせることが重要だとの指摘です。
なるほど、この会社にいると「働きがい」を感じるし、また成長実感があれば、その会社を辞めませんね。
それが、人材を活かすことだとの指摘です。
なるほど鋭い指摘ですね、色々と考えさせられました。
会社が、自分の都合のいいように「人材育成」するのではなく、一人ひとりの「個性」を活すことが大事ですね!