トレンドが変わったことに、お気づきですか?
日経新聞によると、昨年の早期退職者数が1万9人だったそうです。
今時、早期退職者募集なんて珍しくないだろう
そう思いますか?
なるほど、その通りかもしれませんね。
ただ、明らかにトレンドが変わりました。
まず、不景気下のやむを得ないリストラでなく、黒字下の体力のあるうちの予防的なリストラであることです。
出来るだけ「正社員」の雇用を守るという日本的な経営から、アメリカ型のドライなスタイルになったというべきでしょうか?
もはや、多くの「ぶら下がり社員」を雇用する余裕がない、と言った方がいいかもしれません。
日本の著しく低い生産性を上げるためにDX投資を進めれば、ルーチンワーク要員の需要が少なくなるのは当然ですしね。
次に、対象人員の年齢条件が広がった、ないしはなくなったことです。
これまでは、いわゆる「働かないおじさん、おばさん」がターゲットでしたが、若手社員も対象となりました。
要は、若手でも「使えない」と判断すれば、早めに見切るようになってきているということです。
「ジョブ型雇用」の推進ということは、そうなることは自明の理ですね。
事実、新入社員でも、例えばAIスキルの高い学生は別枠採用です。
初任給が、今までのような金額ではなく高いのです!
大変な時代になりました。
キャリア自律、リスキリングの意味をかみしめないといけませんね。