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今、パワハラ問題を考える(その1)

スポーツ界だけの問題なのか?

今年も残すところ、あと3ヶ月を切りました。

今年を振り返る際には、必ず取り上げられるでしょう、

スポーツ界のパワハラ問題

大相撲、女子レスリング、日大のアメフト部、女子体操、日体大駅伝部などなど、まあ出るわ出るは!

昔からいわゆる「体育会」の世界では、上からの命令は絶対で決して逆らってはいけない、という暗黙の了解がありましたが、あまりに酷すぎましたね。

さて、パワハラの定義ですが『地位や優位性を利用した苦痛を与えて職場環境を悪化させること』とです。

このことからパワハラの判断基準となるのは以下の3つです。

  1. 職場の地位・優位性を利用している
  2. 業務の適正な範囲を超えた指示・命令である
  3. 相手に著しい精神的苦痛を与えたり、その職場環境を害する行為である

全て当てはまっていますね。

では、スポーツ界は全てそうなのかといえば、そんなことはありません。

青山学院の駅伝部、帝京大学のラグビー部など、実にスポーツを楽しみながら連覇を成し遂げています。

では、どう違うのでしょうか?

帝京大学ラグビー部監督の岩出氏は、

勝ち続ける組織とは、メンバー一人ひとりが「自律的」に考え、行動し、仲間と助け合いながら、自ら学習、成長する集団、と定義しています。

両校とも、上から押さえつけるのではなく、メンバーが自ら考える・行動するように、監督がヒントを与えて導いています。

これは、会社組織にもあてははまる、実に示唆に富んだ深い内容です。