非正規雇用の処遇改善は、待ったなしです!
なにかと批判の矢面に立っている安倍総理ですが…
こと雇用を含めた労務管理に関しては、強力なリーダーシップを発揮しています。
違法な長時間労働を放置していた大企業に、「かとく」が切り込んだことは、記憶に新しいと思います。
なんと同一労働同一賃金については、関連法規の改正前に、既に「同一労働同一賃金ガイドライン案」が昨年末に出ているんです!
つまり、既定路線が出来ており、平成31年の4月にはガイドラインに沿って施行される見込みです。
目玉は、正社員と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消です。
注意すべきは、「均等・均衡待遇」を確保する、とされている点です。
労働者に対する待遇に関する説明が義務化されます。
きちんと説明できますか?
全国ネットの大企業なら、転勤の有無により正社員との賃金格差を比較的容易に説明できるでしょうが、地場企業はほとんどできないのではないかと危惧いたします。
人事評価制度の整備は、もう待ったなしの段階に来ています。