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「働き方改革」の本丸とは?(その1)

「生産性」の向上が、陰の主役です!

昨年来、「働き方改革」という言葉を頻繁に聞きますね。

痛ましい電通の女性社員の自殺があったこともあり、長時間労働の撲滅に話題が集中しています。

確かに日本は、労働時間が長すぎますので、遅きに失した印象です。

やっと、世にも不思議な、36協定の特別条項による青天井の労働時間に歯止めがかかったことは評価できると思います。

ただ、労働時間を短くすればいいという単純なものではありません。仕事の成果物が少なくなっては本末転倒で、会社は立ち行かなくなります。

むしろ問題は、長時間労働の蔓延というより、「生産性」の低さだと思います。先進七か国の中で、日本の「生産性」の低さは目を覆うばかりです。

日本は、同じ仕事の出来上がりであれば、どれだけ時間がかかったか不問に付すというか、興味がないように感じます。

「生産性」とは、どれだけインプットしてアウトプットを得たかですから、同じ成果物を得たなら時間をかければ「生産性」は下がりますね。

仕事の出来上がりだけでなく、どれだけ時間がかかったか、それは適正なやり方だったか、上司は部下に問いかけなければいけません。