災い転じて福となす、となれるか?
皆様、こんにちは!
人事・採用コンサルタントの大隈です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
今年はオリンピックイヤーなので、昨年の増税による景気失速を取り戻し、景気が盛り上がるはずでした…
ところが、この騒ぎで完全に水を差され、デパートなどの商業施設は中国人どころか日本人の人影もまばらです。
観光関連の航空会社、鉄道会社、フェリー会社、ホテル、旅行代理店、タクシー、観光バス、小売店、飲食業なども悲鳴が上がっています。
その一方で、ある意味明るい兆しも出てきています。
新型コロナウイルスの感染が広がっているため、働き方を見直さざるを得なくなりました。
そう、テレワークの活用が急速に進んできています。
今までも、台風、大雪の時など、なぜテレワークを活用しないんだろうと常々疑問に思ってきました。
ダイヤが乱れる中、やっとの思いで会社に着いたらお昼過ぎで疲労困憊という、理不尽な苦行を従業員に強いてきました。
これでは、生産性が上がるはずがありません。
企業が導入に二の足を踏んでいた大きな理由は、
「テレワークなんか許可するとサボるんじゃないの?」という不安をぬぐえなかったことが大きいでしょう。
また、テレワークに伴う仕組みの構築の煩雑さを嫌い、導入コストの増大を恐れていたことも大きいと思います。
ただ、今回のコロナウイルス騒ぎで、各企業の明暗が分かれています。
テレワークの体制を整備していた企業は、すぐに在宅勤務に切り替え、安全かつ能率的に企業活動を継続しています。
日頃から管理職が、部下と良好なコミュニケーションをとり、個々の働きぶりを把握し信頼関係を構築していれば、サボるんじゃないかと疑心暗鬼にならないでしょうから、経営者、マネジャーとして失格なのでは?
一時の面倒やコスト増を嫌った結果、それ以上のダメージを受けてしまっては元も子もありません。
テレワーク導入企業は、オフィスが3割狭いという統計も出ています。
つまり、大きなコストダウンになるということです。
従業員の育児、介護問題を解決するためにも有効な手段です。
そろそろ、テレワークの導入に本腰を入れてはいかがでしょうか?