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同一労働同一賃金の衝撃(その1)

好業績でも、相次いで正社員をリストラが続く

皆様、こんにちは!

人事・採用コンサルタントの大隈です。

今年4月から始まる(中小企業は来年4月から)同一労働同一賃金の取り組みは、一見すると契約社員、パート社員だけの問題と思っていませんか?

でも、無理からぬことですね

この取り組みの基本は、正社員と非正規社員の方々の差をなくそうとするものですから、同じ仕事なら正社員と同じ待遇レベルに合わせりゃいいじゃん、良かった良かった…と思いがちですね。

ただ、本当にそうでしょうか?

会社の利益を減らして人件費に回せればそうなるかもしれませんが…

平成元年に約800万人だった非正規社員が平成30年に2,100万人に増えている一方、正社員はほぼ横ばい

ご存じの通り、企業の生産性は大きく変わらないのが日本の現状です。

この状況で非正規社員が増えているということは、仮に正社員で雇用していたらどうなっていたか?

さらに生産性は下がっていたと思われます。

つまり、会社の利益を減らして正社員の数を増やす、という選択肢は考えにくい、あっても少数派です。

では、どうするか?

給与引き上げの原資は、正社員の年功序列的な賃金制度の是正で対応するしかないと考えるのが自然です。

そしてその兆しは、昨年からの相次いだ大企業の早期希望退職募集の動きに表れています。

業績好調のうちに、割増の退職金を大盤振る舞いしてもリストラを加速しているのです。

次回に続く

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