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32年ぶりの高水準春闘の衝撃!

生産性の向上は、待ったなしです!

今年の春闘の結果は、予想通り高水準の賃上げとなりました。

大手企業は早々に満額回答を連発し、日本製鉄に至っては、満額回答どころか要求額を大きく上回る大盤振る舞いで驚きました。

中小企業の賃上げ率も4.42%と、32年ぶりの高水準でした。

注目すべきは、非正規労働者の賃上げ率も6.75%と高水準だったことです。

来年以降も継続することが大事ですが、明らかに流れが変わりました。

日本は長らく

物価は上がらない

賃金も上がらない

金利も安い

縮小均衡のデフレ経済に慣れてきましたが、これからは大きく変わります。

では、どう変わるか?

地政学リスクの影響で、食料品等を中心に価格転嫁が進んできましたが、その流れも一服しました。

人件費が上がったからといって、価格転嫁が簡単にできるでしょうか?

それは、なかなか難しいでしょう。

では、どうすればいいのか?

それだけの付加価値のある商品、サービスを提供しなければなりません。

いわゆる「生産性」を上げるしかないのです。

今までは、値下げすることでなんとか受注してきた企業は、生き残れないでしょう。

何故なら、今までのように非正規労働者を多くして低賃金で働かせることが出来なくなるからです。

ただでさえ、労働者不足で採用が厳しくなっています。

今年も、最低賃金は大幅に上がるでしょう。

非正規労働者のストライキも多くなっていますね。

コロナ禍で、緊急避難としていわゆる「ゼロゼロ融資」が行われてきましたが、これから返済が始まります。

借り換えが出来ない企業が多くなるかもしれません。

経営者の皆様にとって、今年は厳しい時代の幕開けの年になるかもしれませんね。

 

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