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「沈まぬ太陽」を見て思うこと

不朽の名作ですね!

徒然なるままに名作「沈まぬ太陽」を見ています。

日本航空と、同社の元労働組合委員長であるO氏の史実を元にした山崎豊子さんの不朽の名作です。

感想は人それぞれと思いますが、個人的には登場人物の恩地氏と行天氏の好対照な生きざまに考えさせられますね。

かつては労働組合の委員長と副委員長として盟友だった二人が、考え方の相違から袂を分かち全く違う道を生きていくというドラマチックな展開が繰り広げられます。

会社を何とかしたいという思いは同じものの、そのためには手段を択ばず出世して上に立たなければならないという行天と、問題点には目をつぶらず、弱きを助け強きをくじく正義感溢れる恩地と対照的な二人。

まさに、私欲VS公欲の構図です。

大部分の方は恩地を支持すると思いますが、果たして自分に置き換えると恩地のように出来るのか?

正直自分なら、長いものには巻かれろで、あえて火中の栗は拾わないと思います。

それにしても昔の日本航空は、伏魔殿のような会社だったんですね。

そんな会社を、たった2年で立て直した稲盛さんは偉大な経営者でした。

 

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